シーン¶
シーンについて¶
Mapray でデジタルツインサービスを開発する際に、複数のデータセットを使用することがあります。 これらのデータセットを管理するために「シーン」という概念が Mapray にあります。

「シーン」とは、場面や舞台を表します。複数のオブジェクト (データセット) をシーンに追加することで、一つの場面や舞台を作成することができます。 例えば、ゲームではステージがシーン、キャラクターや建物や道具などがオブジェクトに相当し、ステージ (シーン) の中にキャラクターや建物や道具など (オブジェクト) を複数配置することができます。 Mapray Cloud ではオブジェクトがデータセットであり、 シーンの中にデータセットを複数配置して、一つのシーンとして管理することができます。
シーンに配置されるデータセットのことを「シーンエンティティ」と呼びます。
「シーンエンティティ」は Mapray Cloud に登録した 2D、3D、点群などのデータセットの情報をもとに、シーン内に独立したオブジェクトを作成します。
データセットとシーンエンティティは親子関係にあり、データセットが親、 シーンエンティティが子になります。
シーンエンティティを編集、削除しても Mapray Cloud に登録しているデータセットには影響ありません。
また、シーンエンティティを複製した際、元のシーンエンティティを編集や削除をしても複製先のシーンエンティティは影響を受けません。
シーンに追加したデータセットは削除することができません。
現在は 3D データセット、Point Cloud データセット、Building データセット、Image データセットのみ対応しています。
以下のシーンエンティティの作成や編集などの操作では 3D データセットが必要になるため、3D データのアップロード をご参照頂きアップロードしてください。
シーンの利用例¶
通常、複数のデータセットをアプリケーションに追加する場合、ひとつずつコードを書いて追加する必要があります。 しかし、シーンを利用することで、複数のデータセットを一元管理することができ、アプリケーションにシーンを追加することで複数のデータセットをまとめて追加できます。
例えば、下の scene-sample では、1 つの 3D データセットからシーンエンティティを 3 つ作成しています。 シーン内では、同じ 3D データセットを異なる位置や向きで複数配置することができます。 scene-sample2 では、2 つの異なる 3D データセットからシーンエンティティを作成しています。
| scene-sample | scene-sample2 |
|---|---|
![]() |
![]() |
作成したシーンを最小構成のアプリケーションに追加し、表示した例を以下に示します。 左は scene-sample のみ、右は scene-sample と scene-sample2 を追加した場合の表示例をそれぞれ示しています。
| 1 つのシーンを追加 | 複数のシーンを追加 |
|---|---|
![]() |
![]() |
このように、シーンを利用することで、複数のデータセットを簡単に管理、編集したり、アプリケーションに追加したりすることができます。
作成数の上限¶
Organization に紐づいたシーンの数に制限があります。
作成できるシーンの数は 1000 個です。
シーンの作成¶
-
「Scenes」ページの「New Scene」ボタンをクリックします。
-
ダイアログが表示されたら、必要事項を入力します。
入力が完了したら「OK」ボタンをクリックします。プロパティ Name 任意の名前を指定します。1文字以上128文字以下で入力してください。 Description 任意の説明を指定します。300文字以下で入力してください。 Origin 緯度、経度、標高でシーンの原点位置を指定します。 -
作成に成功したら、下記のようにメッセージが表示され、リストに新しい項目が追加されます。

シーンの編集¶
編集ページではシーンの編集、保存、ストーリー機能が利用できます。
-
編集したいシーンの編集アイコンをクリックします。
-
編集ページに遷移したら、右側の編集パネルで編集します。
シーンエンティティの編集パネルが表示されているときは、地図上でシーンエンティティ以外をクリックするとシーンの編集パネルが表示されます。

DEM 設定¶
Standard DEM の表示・非表示、DEM データセットの追加・削除ができます。
DEM データセットの追加¶
-
DEM Settings の追加アイコンをクリックします。

-
ダイアログが表示されたら、データセットを選択します。

-
データセットを選択したら、データセットの値が初期値として表示されます。
入力が完了したら「OK」ボタンをクリックします。
Name は追加したあとに変更できません。プロパティ 説明 Name 任意の名前を指定します。1 文字以上 128 文字以下で入力してください。 
環境設定¶
Environment Settings で空、太陽の光、月の光、星を設定できます。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Atmosphere | 大気の利用を設定します。空が表示できます。 |
| Sun | 太陽の表示を設定します。方角と角度を設定できます。 |
| Moon | 月の表示を設定します。方角と角度を設定できます。 |
| Stars | 星の表示を設定します。 |
シーンの保存¶
シーン、シーンエンティティ、ストーリーを保存します。
編集後、保存せずにページを離れると変更が保存されないので注意してください。
-
保存アイコンをクリックします。

-
確認ダイアログが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
シーンの削除¶
-
削除したいシーンの削除アイコンをクリックします。
-
確認ダイアログが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
シーンエンティティの管理¶
編集ページで「Scene」タブを選択するとシーンエンティティが管理できます。
保存をせずにページを離れると変更が保存されないのでご注意ください。
保存は シーンの保存 を参考にしてください。
シーンエンティティの作成¶
-
追加アイコンをクリックしたら、コンテキストメニューから追加したいシーンエンティティを選択します。

-
Dataset を選択したら、ダイアログで追加したいデータセットの種類、データセットを選択します。
※ データセットは変換処理が終了していないと表示されません。

-
データセットを選択したら、各プロパティの初期値が表示されます。
入力が完了したら「OK」ボタンをクリックします。
プロパティ Name 任意の名前を指定します。1 文字以上 128 文字以下で入力してください。 Origin モデルを配置する場所を緯度・経度・標高で指定します。(3D データセットのみ) Rotation モデルの回転する方向を指定します。(3D データセットのみ) Scale モデルの縮尺比率を指定します。(3D データセットのみ) -
シーンエンティティが作成されたら、一覧にシーンエンティティが表示されます。

-
Pin を選択したら、追加したい場所を地図上でクリックします。
追加できたら、一覧にシーンエンティティが表示されます。

シーンエンティティの編集¶
-
編集したいシーンエンティティを一覧から選択して、右側の編集パネルで編集します。
3D データセットと Pin は地図上のシーンエンティティをクリックしても選択できます。
3D データセットは、地図上に矢印が表示されます。
-
表示されている矢印をドラッグすると Position(位置)を変更することができます。
編集パネルの操作モードを切り替えることで、Pivot(回転の中心点)、Rotation(回転)、Scale(縮尺)を変更することもできます。
値が変更されると、3D データセットがリアルタイムで更新されて表示されます。プロパティ Name 任意の名前を指定します。1文字以上128文字以下で入力してください。 Origin モデルを配置する場所を緯度・経度・標高で指定します。(3D データセットのみ) Rotation モデルの回転する方向を指定します。入力欄下のスライドバーでも値が変更できます。(3D データセットのみ) Scale モデルの縮尺比率を指定します。Link ボタンを押すとX 軸, Y 軸, Z 軸の値が同じになります。(3D データセットのみ) 
シーンエンティティの削除¶
-
削除したいシーンエンティティの削除アイコンをクリックします。

-
確認ダイアログが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
シーンエンティティが一覧から削除され、地図上の 3D データセットも削除されます。
シーンエンティティのコピー¶
-
コピーしたいシーンエンティティのコピーアイコンをクリックします。

-
一覧に新しいシーンエンティティが追加され、地図上に 3D データセットが表示されます。 複製したため、元のシーンエンティティと同じ位置に重なって表示されます。

ストーリー機能¶
ストーリー機能は、シーンの異なる視点や状態をスライドとして保存し、順番に表示できる機能です。
例えば、複数のカメラ位置を設定して、シーンを様々な角度から見ることができます。
編集ページで「Story」タブを選択するとストーリー機能が利用できます。
保存をせずにページを離れると変更が保存されないのでご注意ください。
保存は シーンの保存 を参考にしてください。
スライドの追加¶
-
追加アイコンをクリックすると、スライドが追加されます。
一覧でスライドを未選択のとき、一番最後にスライドが追加されます。 一覧でスライドを選択したとき、選択したスライドをコピーして直後に追加されます。

スライドの編集¶
-
編集したいスライドを一覧から選択して、右側の編集パネルで編集します。
「Jump」ボタンをクリックすると、カメラが入力したパラメーターの位置に移動します。
「Set Current」ボタンをクリックすると、現在のカメラ位置と向きが自動的に入力されます。プロパティ 説明 Name 任意の名前を指定します。1 文字以上 128 文字以下で入力してください。 Description 任意の説明を指定します。300 文字以下で入力してください。 Position カメラを配置する場所を緯度・経度・高度で指定します。 Rotation カメラの回転する方向を指定します。 Entity Setting 追加したシーンエンティティの表示・非表示を指定します。 
スライドの削除¶
-
削除したいスライドの削除アイコンをクリックします。

シーンの表示¶
例として、最小構成アプリケーションに Mapray Cloud に保存されたシーンを読み込む例を示します。
最小構成アプリケーションの html の <script> に下記のコードを追加します。
追加する場所は、 var viewer = new mapray.Viewer(...); の部分以降であればどこでも構いません。
// Mapray Cloud へのアクセス情報を生成します。
var maprayApi = new mapray.cloud.CloudApiV2({
tokenType: mapray.cloud.CloudApi.TokenType.API_KEY,
token: "<token>",
});
// Mapray Api を使ってリソースを定義します。
var resource = maprayApi.getSceneAsResource(["<id>"]);
// SceneLoader を使ってリソースを読み込みます。
var loader = new mapray.SceneLoader(viewer.scene, resource);
loader.load();
<token> については作成したトークンの値に変更してください。
また、<id> については、保存したシーンの ID に変更してください。
シーンエンティティを 3 つ用意し、それぞれの Position(位置)を以下の値に変更します。
longitude: 138.239, latitude: 35.654, Altitude: 2958.785longitude: 138.245, latitude: 35.670, Altitude: 2867.169longitude: 138.249, latitude: 35.654, Altitude: 2763.468
ブラウザで確認すると、下記のように複数の glTF モデルが表示されます。




